コロナウイルスに負けない社会を作る

1年間で講演を聞いた人の数 のべ1,000人超え 
 コロナ禍の中で強制的に人の接触が極端に減り寂しい思いをしたことでしょう。異常な生活環境の中で、もっとも有効な道具として機能したのはインターネットでした。Uberを代表とする宅食サービスやZoom、Teamsを使ったリモート会議は、なくてはならないものになりました。
 私もその恩恵に預かった者の一人です。三重県主催の中小企業向け「ものづくりDX寺子屋」講座をはじめ、団体、企業主催の講演会がオンラインで開催されました。これらの講演ではのべ1,103人の方に私の話を聞いていただきました。その中でも三重県の「ものづくりDX寺子屋」講座の方が約73%になります。
 もしインターネットによるリモート会議機能がなければ1,000名と超える方とお会いできなかったでしょう。

小さな個人の思いから始まった
 2020年に新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、在宅の時間が増え、自分の人生について考えているうちに、「経験知」を伝えることが「恩送り」ではないかという純粋な思いが溢れてきました。2020年の秋に三重県の中小企業のDX化についてのオンラインセミナーで講演を行ったら、評判がすこぶるよく、次年度に講座を開くことになりました。
 準備に約半年間かけて、2021年7月に開講することができました。当初は教室形式によるリアルな講座を想定していましたが、コロナ禍がおさまらず、その結果、ほぼリモートでやり抜くことになりました。

三重県ものづくりDX寺子屋の流れ

皆な素人、初めての経験
 三重県と三重のものづくり中小企業を強くするための議論を重ねる中で、全12回の講座を2コース(経営者向けと現場管理者向け)行うことを提案しましたが、人にものを教えることも講座を作ることも人生初めての経験でした。その上リモートという聴衆の反応がつかめない中での講演にもかかわらず成功できたのは、熱心に聞いてくれた受講生の皆さんと、運営に協力していただいた三重県庁、三重県産業支援センターの皆さん、そして弊社のスタッフの献身的な仲間のおかげです。ここで改めて感謝の言葉を贈ります。近い日に打ち上げ会ができることを願っています。

大事なことは「やってみる」こと
 この講座では、私がこれまで培ってきた経験と知識による秘伝をお伝えしました。何よりも、デジタル技術の難しさに怯えずに、失敗を恐れず何でも自分でやってみることが重要であると示せたことが有意義だったと思います。

三重県ものづくりDX寺子屋 12の秘伝を公開

コロナウイルスに負けない社会をつくる
 DX(デジタルトランスフォーメーション)、CN(カーボンニュートラル)そして分断化が進む世界情勢と私たちを取り囲む世界は目まぐるしく、地殻変動の様相を示しています。
 前例のないことに対処していくには「心に壁を作らず」立ち向かう勇気を持つことと、皆で連帯していくことが大事であるということを、のべ1,100人の皆さんと共有できたと思っています。

中島 高英